チェアーを作った話


突然ですがチェアー作りました。って一人で作った訳ではなく(あたりまえかぁ)、3社のコラボでやつで。それもプロトタイプの1脚のみのスペシャル版です。こいつは、京都の伝統産業品をベースに出来るかぎりコンテンポラリーな商品を開発し、ジャパンブランドとして国の内外で売ってみましょう、という試みで作ったプロトモデルの一つ。同じプロジェクト内では手描友禅のお布団を作ったチームもあります。(11月25日(木)日経新聞の京都経済特集で結構デカイ写真が紹介されています。)計画では来年1月パリで開催されるメゾン・エ・オブジェっていう家具等の国際見本市に出展し、マーケティングと販路開発のキッカケをつくりたいとたくらんでいます。
さてこの西陣織チェアープロジェクトでは、私がコンセプトとグラフィックデザインを担当、その紋様を西陣織の老舗メーカーH社さんが西陣織に織り上げ、建築家のN先生がチェアー本体のデザイン&ビルドするというスキーム。
今回このプロジェクトの共通テーマは「流水」。オーソドックスで伝統的な流水紋を大小2つの大きさで作画し、それを2重に重ね小さい方はグランドに出来るだけとけ込ますように、また大きい方はグランドよりもほんの少しだけ彩りを与えてやり織り込んでやることで、見る方向によりまるでホログラムのように2つに重なった紋が交互に現れたり消えたり・・・ううむ、大成功!狙い通り!(写真で上手く表現できてますか?なんせ素人写真ですのでご容赦を)一見して無地ライクだけど見れば見るほど味わいが出る仕掛けは京都的だと自らも納得。
皆さん苦労の甲斐あって先日完成にこぎつけ、皆で記念撮影&記者発表とあいなりました。このチェアーは来週シッピングし、お船に揺られて一路フランスへ旅立ちます。チェアーそのもののできばえ評価はヨーロッパの方々にゆだねるとして、こういった異業種コラボはやはりおもしろいというか、ネットワークが広がってお友達作り効果はかなり大ですね。元来お祭り好きな性格なもんで・・・
しかし、京都って狭い土地がら、広がった先でも旧知の人が何人かいて、またここでも顔を合わせたねって苦笑いなことも良くある話でもあります。狭い世間、悪いことはできまへんな。