2007年4月

伝統産業グローバル革新塾[世界のマーケットとネット通販]

同志社ビジネススクール・伝統産業グローバル革新塾の第三回目の講義が4月26日(木)に行われました。今回はグローバルマーケティングご専門のH教授の分厚いレジュメを元にした大変興味深い講義と、DBS卒業生でもあり実業家のKさんから実際のネット通販の現状報告、それに、この革新塾でのネット活用案のプレゼンテーションをいただきました。

私も自身の夢として友禅を世界に紹介するという目標をもっていて、今まで海外へ様々なプレゼンテーションを行っています。数は少ないですが、自分の経験やそれまでに集めた海外でのヒアリングを元に、国内向けとはひと味違うユニークな企画を考えていました。
しかし、H先生の場合はさすがに海外の企業に席をおきながら長年マーケティングに携われていたノウハウや理論は私のアマチュアっぽい経験論とは全然違います。おそらく自分自身、先生の講義の20%もわかっちゃいないんだろうけど、目から鱗が落ちっぱなし。文明商品と文化商品のマーケットでの特性など、私たちが商う品物や素材をどんな風に料理するか、かなり参考になりました。なんだか目の前が明るくなった気がします。

続いて、Kさんの講義。こちらはネット通販の現状をご自身の長年のご経験を元に、貴重なお話をいただきました。またこれから我々革新塾がいかにしてインターネットを活用しながらビジネスを進めていくかの具体的なアイデアもご披露くださいました。また、塾生の方がからもアイデアをさらにふくらませ闊達な意見があいつぎ、熱気のある講義となりました。

さて講義終了後の飲み会にての話題をひとつ。
実は講義の数日前、革新塾事務局からH先生の60ページにものぼるレジュメが電子ファイルで届いたのですが、塾生それぞれが、それをどんな風に紙にプリントしたか、、、これには個性があって相当におもしろい。皆それぞれ会社の経営者だから、コピーひとつとるにしても、なにか罪悪感のようなヘンな節約観念に支配されがち。必要最低限のプリント枚数にもこだわりがあります。例えばHさんの場合、紙代節約のためA4にパワポ画面を4丁付けしたけど、字が小さすぎてそうとうに読みづらかったらしい。ある人は失敗コピーの裏側を使っていたし、またある人は老眼を理由にA41枚にパワポ1画面の高級カラー仕様。皆さんそれぞれ悩みながらプリントしたそうです。自営業ってホントに辛いですね。

伝統産業革新塾 [作品持ち寄り会]

昨夜、同志社ビジネススクールにおいて伝統産業グローバル革新塾第二回目の講義が行われました。第一回目の記念すべき初講義は広島出張にて参加できませんでした。残念!
さて、私の初参加となった今回は教授陣からの講義ではなく塾生が自社の作品や製品を持ち寄り、各々その特徴などをプレゼンテーションし互いに仕事を理解し合いましょうという内容。正直、京都に長らく住まいし伝統工芸に身を置いている私ですが、職種の違う工芸部門(京都の伝統工芸界ではおおまかに、京友禅や西陣織といった糸ヘン業種を”染織”と呼び、清水焼や京漆器などを”工芸”と呼び大別します。)から参加されている塾生の方のプレゼンテーションは「なるほど〜」の連発で、大変良い勉強になりました。

今回は、家業の初お披露目というわけで、たとえば友禅工房からは手描友禅染のお振袖の披露&即興着付けパフォーマンス(モデルのHさん、お疲れ!)や、清水焼からは工房の看板同然の大変高価な壺を見せていただいたり、型絵染めの型紙を使い丁寧に作り方や柄作りの心構えを話されたり、様々な工房の事業の芯の部分を各々塾生の皆さんが披露。分野の垣根を越え、いわば京都の本物の伝統工芸品が一同に立ち並んだわけであります。普通にみればこれだけでニュースになるほどのバリューがあるわけですが、この革新塾では、これら王道の工芸品は我々が目指す最終形態ではなく、むしろ起点としての位置づけなのです。もちろん、塾生の皆さんは伝統産業の革新をめざし、この塾に応募されたわけですから、各工房とも昨夜のプレゼン通りのオーソドックスな事業を続けているだけではありません。まずは最初の第一歩。これからどんな隠し球が出てくるのか楽しみです!これからの革新塾の活躍乞うご期待くだい。

情熱、まだ大陸になりがたし。されど・・・。

私の情熱指数もまだ大陸!とはいきませんが、半島くらいには成長したんでしょうか。この度、ちょっとハレがましいですが、17日(火)午後6時過ぎからのMBSニュース番組「VOICE」の特集コーナーに、私こと川邊祐之亮を取り上げていただける事になりました。
http://www.mbs.jp/voice/

2月に講師を担当させていただいた「育てよう京ものの種」セミナーがご縁で、その後足かけ2ヶ月にわたり取材を受けてまいりました。取材で撮ったビデオテープはなんと数十本!にもなったそうです。じっくり取材したテーマでも、報道番組の性質上、編集作業は放送前夜ギリギリに行うそうで、今夜、担当のN記者氏はきっと茶屋町の編集スタジオで切ったり貼ったり、デジタル編集機の前で戦っていることとおもいます。頑張れNくん!

ところで、このNくん、ひょうひょうとしつつもなんだか味のある男。そして、クールそうに見えて実はおっちょこちょい? 取材をしている側なのに、私の前でいくつものエピソードを作ってくれました。(実際ヒヤッとした事もあった!)相互取材していれば結構おもしろい番組が作れるンじゃないかと思うほど。
折々においおい(^_^;)と思いながらも、なんだか憎めないヤツなんでよね。
またNくんの先輩でもあり、取材クルーの要的存在のTカメラマンさんのナイスフォローには何度も癒されました。

このNくんとは長期にわたった取材の合間にいろいろお話しする機会がありました。見た目はクールを装いつつも実はホットでおしゃれなNくんは、彼の憧れでもある「情熱大陸」を作りたくてMBSに入ったんだってこっそり教えてくれました。実は私も「情熱」の大ファン。気が合うね〜。

将来、私も「情熱」に出してもらえるくらいの人物になって、何年か後に二人が憧れの番組で再会できれば・・・なんてまた新しい目標ができました。

17日の夕方、お時間ゆるすならば、ゆーのすけがこのNくんにどんな風に料理されてしまったか、ご覧頂ければ幸いです。

最後になりましたが、今回、京都での長期密着だけではなく、広島まで追いかけて取材してくれたMBS京都支局のN記者くん、Tカメラさん、それに音声さん、お疲れ様でした!そしてありがとうございました。

後日追記
放送された記事がMBSさんWEBサイト内でテキストとキャプチャーで再紹介されています。
http://www.mbs.jp/voice/
特集記事から
[2007/04/17]
「“京友禅350年”を継ぐ親子」
でご覧頂けます。

おたふくソース味の初遠征!

今京都に帰り着きました。
広島から高速で4時間ぶっ通しで走り切り、もうへろへろです。実はこの一週間、広島の三越百貨店さんで、私の実家である「手描友禅工房かわぜん」ブランドの期間限定店を出してきました。京都以外での出店は初めてでしたが、広島の皆さんに暖かく向かえていただき、ヨチヨチ歩きながらなんとか無事催事を終えホッとしています。
とにかく今回も周りの皆様に支えられて、また教えていただきながらの一週間でした。期間中、お店においで下さった皆様、また現場スタッフのHさん、Tさんをはじめフロアの皆さん、また販売補助についてくださったSさん、さらには個性豊かな他のブースの方々!本当に良い出会いを頂き、本当にありがとうございました。またの再会を楽しみにしています。

ところで、広島といいえば広島風お好み焼き。
2回ほど食べる機会があり、カウンター越しにお店の人から食する為の作法を手ほどきを受けました。広島のお好み焼きは箸を使ってはいけないのだとか。ヘラ(大阪ではコテ?)で小さく切り分け、角っこに乗っけてフーフーして食べるのが本式らしい。
確かに、箸を使って小皿にとって上品に食べると野菜(キャベツともやし)が勝ちすぎてモサモサしてあまりおいしくいただけません。転じてヘラで食べると良いようにソースが絡まり、また鉄板で香ばしく焼け、香り豊かにおしくいただけます。やはり正しい作法での食し方を想定し、すべての味付けがなされているわけですから、設定された作法を無視するのは得策ではないですね。
作法とは形骸化した”型”と考えがちですが、実は最も合理的な方法論だったりするのですね。
ちなみに・・・広島でお好み焼き屋を開店するなら、レシピからトレーニング、それにヘラから店の什器一式をおたふくソースさんが面倒見てくれるらしい。ヘラにはもちろん”おたふく”の刻印入り!