2007年9月

京都、北欧づくし


今月15日から開催されている「北欧モダンデザイン&クラフト」展に行ってまいりました。

現在、市立美術館では院展やフィラデルフィア美術館展等4つの展覧会が開催されていて、その一つが「北欧モダン」展。美術館の1F北側半分しかないので規模は小さめ。30分くらいでさらっと鑑賞終了するくらいだけど、それはそれなりにいくつかの「うるうる」&「ドキドキ」がありました。

1つめの「うるうる」は、僕が小学生の頃に自宅にもあったイノベーター社のチェアーとの30数年ぶりに再会。色もウチのと同じグリーン。なんだか懐かしかったな。本家サイトとか探し回ってたらに当時のコンセプト写真があった!今、欲しいです。

そして「ドキドキ」は、ビロードにプリントしたタペストリー。これはすごい。使われている色の深さといったら!超高濃度の深い色彩は中途半端な染色技術ではたぶん表現できないでしょう。逃げのない真っ向からもの作りに挑んだ製品・・・こんな豊かな色彩製品を作ってみたい!って衝動にかられた一品でした。(コイツは純粋芸術ではなく、あくまでも量産プロダクト。アートディレクターや染色技術者の製品への情熱や意気込みはスゴイと言わざるを得ない。)

そう、タペに反応したのは訳があって、例のイノベーター製チェアーと同時期に購入したと思われる当時物のボラス社のタペストリーは今でもウチに掛けてあって、こいつもいまだに良い色出てるんですよね。友禅をつくるオヤジが買った30年以上前のボラス社の生地。モダンデザインなのに今やアンティークになったけど、これは今でも現役。

そっか、僕の子供の頃って、仕事場にはキモノがあってリビングには当時流行の北欧モダンモノがあったんだ!って今頃気がついてみたりしてます。なんだか今の僕の美術的指向性そのもののような気がします。ある意味、怖いな。

そういえば、革新塾の塾生Mくんと朝までお好み屋で話していたときのこと、彼が小さいときからオヤジさんは普段使いの食器にこだわり、古伊万里とか使ってくれていたと話してくれました。感性を育てるのは日常から。本当にそう思います。

帰り道、二条木屋町の「島津製作所創業記念資料館」が無料公開中なのでちょっと寄り道。子供達と科学系クイズラリーに参加。そう、島津製作所といえばあの田中耕一さんがおられる会社。もちろん入り口正面にはノーベル賞のメダルのレプリカが飾られたりで、島津創業者親子のポートレートにならんで、ほとんど中興の祖といった感じでした。そう、ご存じの通りノーベル賞とはスウェーデンですね。

いやはや、北欧デザインに始まり、田中耕一さんでしめる北欧づくし(ちょっと強引)の一日でした。

お能の鑑賞会

知人のご実家のお寺でお能の鑑賞会がありますのでお知らせします。
にわかに理解することは難しいお能。
だけど、いろんな解釈があってもいい。
僕の進めているCG友禅も友禅の新しい解釈だし。
彼女いわく、お能のストーリーとはかなりマニアックで、
美少年だとか、なんだかアキバ系オタクな世界観があるんだとか。
是非、自分の目で確かめてみたい。

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