2010年9月

ほの灯り

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数ヶ月前から準備を進めて来た「ほの灯り金剛寺」が昨日粛々と執り行われた。

大阪鶴見にある金剛寺さんの広大な境内で行われる優しい光のイベント、

それが「ほの灯り金剛寺」だ。

境内のあちこちには合計1万個のロウソク、

それに友禅文様の行灯など、幻想な「ほの灯り」で境内を映す。



私は当日東京でTVの仕事があり、

会場に駆けつけられたのは閉門時間ぎりぎりの午後7時半となってしましった。

今回で2回目となるこのイベントには

夕方の開場時間を待ちわびた参拝者が訪れ、

会場となった境内にある広大な庭園はかなり混雑したとのこと。



さて私がデザインを担当したオブジェ達を境内各所にたずね

撮影しながら観て廻る事にする。



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<山門の行灯は高さが6メートルもある巨大さ、驚きである>


まずはお寺の入り口、山門前に設置された高さ6メートルの巨大行灯。

外界との結界である門には厄よけの意味を込めて「くす玉」の文様を施した。



境内に入りアプローチをどんつきまで進むと

メイン会場となる庭園の大広場が眼前に広がる。

拝殿前に設置された行灯は、

なんと横6メートル/高さ2メートルとかなり大型なものだ。

4面にそれぞれ、友禅文様を使い日本の四季を表すデザインとした。

秋は紅葉と菊文様、春はしだれ桜文様、夏は流水文様に金魚という組み合わせ。



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<拝殿前広場の大行灯。1万個のロウソクが海の波のごとくゆらめく>


この横幅6メートルの行灯の正面1面のみは、

内部から大型プロジェクターで友禅柄を動画処理したムービーを上映し、

約5分のループで絵柄が徐々に変化していく仕組みになっている。

このコンテンツも、もちろん私が制作したものだ。

(当日の早朝、ぎりぎりまで出張先のホテルで手直しを行い会場へ転送!)

巨大スクリーンにゆっくりと流れる日本の四季を表した友禅文様。。。

荘厳な拝殿をバックに友禅幻灯はとても不可思議な風情を醸し出していた。



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<タイトル。左から帯が流れて背景がお花畑に>

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<萩の柄を右から左にパンしつつ背景はグラデーションで変化>

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<山門にも登場したくす玉にズーム>

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<秋草の山をバックに月に向かって白ウサギがピョーン>

全部で十数枚の原画を使って構成したムービーの

すべての場面をここで紹介できないのがとても残念。

ゆったり流れる友禅の柄って我ながら良いもんだな、としみじみ思う。

さらに拝殿の上空には中秋の名月を2日過ぎ立体的な影が入り始めた月。

絶景かな。

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最後に紹介するのは境内庭園のあちこちに設置された足高行灯の一つ。

秋草や秋花で描いた花の丸でデザインだ。

長く激しかった夏も終わり、いよいよ秋。

秋の夜長、やはり和の文様が心にしみる季節となった。


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<柳のシルエットとの相性もよし>


英国+友禅

昨日の事、英国領事館の方々が工房見学に見えた。
もちろん京都観光ではなくビジネスのため。
僕は一つのアイデアをスタッフの方に託した。
それは、もちろん英国とのコラボレーションなんだけど、
今はヒミツ、、、、、というか、まだ形もない事柄だけに
お話しようもない。
私のアイデアがある程度具象化した時点でまたここで報告する事にしよう。
どうぞお楽しみに。