講演会

平成23年度京都市伝統産業技術者研修

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今日は京都市産業技術研究所へ打ち合わせに赴く。
市のデザイン研修でデジタル部門の講師を担当する事になった。

京都市HP
http://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000111379.html

または京都市産業技術研究所HP
http://kitc.city.kyoto.lg.jp/topics/201112/post-45.html

京都洛北ロータリークラブ

本日は京都洛北ロータリークラブ様にお招きいただき「伝統工芸×デジタル×宇宙」とのタイトルで30分の卓話をさせていただきました。ご紹介いただきました(株)フィールの渡邉さん,皆さんに本当にありがとうございました。来週のゲストスピーカーは,04アテネシンクロ元日本代表チームで銀メダリスト(川邊が衣装デザインを担当),現在ラスベガスにてシルクドソレイユのパフォーマーとして活躍されている北尾佳奈子さんとの事,これもご縁ですね。

つたえる展-伝統工芸の明日は見えるのか?

スクリーンショット(2011-02-19 16.15.08).png

現在取り組んでいるイベント・・・2つのイベントが同時に進んで

いて、もう大変すぎなのです。。。。

そのひとつ、私が講師として参加しています、同志社大BSの伝統

産業グローバル革新塾のイベントをご紹介します。

2009年秋パリで開催した「京都の赤」展、2010年春東京で

開催した「京都の赤」展東京、など京都の伝統工芸の明日を考えな

がら、色をテーマに展覧会を行って来ました。そして2011年の

春、京都に凱旋です。

完結編となる京都会場は世界遺産の清水寺さんの経堂。

普段は一般の方は入ることを許されない重文の会場での

公開セミナーとしての開催となりました。

私は、アートディレクションを担当したパリ「京都の赤」展につい

てお話させていただきます。


お時間ご都合つきましたら是非お越しください。
(上記WEBから聴講申請お願いいたします!)

KYOTO CMEX 2010

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<開場直後の会場。開演直前にはほとんど満員となる>



KYOTO CMEX 2010 が始まった。

意外だけど京都って、ゲームやアニメーションなどサブカルな産業も盛んな街。

その京都からコンテンツビジネスを盛り上げようというのがこの催しだ。

詳しくはこちら。http://www.kyoto-cmex.jp/index.html


このイベントの皮切りとして、

第一回コンテンツビジネスセミナーが本日行われた。会場はほぼ満席。

そしてどういう訳か、その司会役を私が務めさせていただいたのだが、、、


講師は、人気TVアニメ「涼宮ハルヒ」シリーズや、

現在大ヒット中の「けいおん!」シリーズを制作されてる

京都アニメーションの八田社長。

京都という中央から離れた土地でアニメ制作会社を創業され、

今では業界屈指の名門スタジオに育て上げれた手腕の一端を

直接うかがう事ができた。


八田社長の講演の中で、

特に私が気になったキーワードはやはり「デジタル+京都」。

現在、アニメ制作で必要不可欠なのがその行程のデジタル化だ。

これはなにもアニメ業界に限った話ではない。

デジタルだからこそ、京都ー東京での情報伝達も容易になり、

プロフィットした複雑なやり取りさえも十分にこなす事ができる。

東京の発注側にせよ、京都の制作側にせよ、営業や企画に携わるスタッフの

数名がのぞみを使い京都ー東京間を互いに往復すれば良い。

職人的要素が強い制作スタッフまでこぞって東京に移住する必要はないのだ。



京都は京都の"モノづくり"で中央を圧倒すればよい。

「デジタル」化により、これが可能になった。



この「デジタル」の効能は、私のCG友禅でも同様である。

私の仕事を引き合いに出して恐縮だがNYで行った仕事にしても、

京都・西陣の工房に居ながらにしてのクリエイティブだった。


しかしクリエイティブのデジタル化で業務効率が上がったとはいえ、

クライアント側からすると離れた土地にあるスタジオに

急ぎ仕事や細かな仕事は発注しない。


経営者感覚からすると、

これで失注してるのでは無いのかと不安にもなりがちだが、

京都のゲームソフトメーカー、株式会社トーセ斉藤社長も

むしろこれが好都合だとおっしゃる。


そこいらのプロダクションには無い、

飛び抜けたモノ作り力を持っている事が大前提だが、

比較的大きなプロジェクトにじっくり腰を据えて

取り組む事ができるようになる。


驚いたのは京都アニメーションは

クリエイティブ部門でも徹夜など殆どありえないらしく、

基本的に定時に終業するということ。

またプロジェクトとプロジェクトの端境期は、手が止まる時期もあり、

しかし、それをサボリとは見なさず充電時間と解釈しようという社風作りなど

会社に所属するクリエーターにとては本当に理想的なモノ作り環境ではないか。

これはスゴい。



さて、この講演会でもう一つのトピックスがあった。

それは「けいおん」の山田尚子監督がサプライズゲストで来てくださった事。

てっきり30〜40歳代のベテランの方だと思い込んでいたが、

実際の山田さんは、「けいおん!」の登場人物の様に、

小柄でかわいらしい20歳代の女性。

お話してみると、すぐ彼女のモノ作りへの姿勢やポリシーを感じられた。

やはりやるべき人がやられた仕事なんだと。


若い才能が大きな仕事を任され、

それを達成しまた伸びてゆく環境作りも八田社長の手腕なのである。




今回、司会者という立場で臨んだ

京都アニメーション八田社長の講演会であったが、

私も属する京都在住のクリエイティブ分野で輝く一つの成功事例として、

とても勉強になる講演会であった。




参考:<京都新聞記事>
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20100930000207

「神道x文化xコンピュータ=?」@京大博物館

台風一過本日はとてもいい天気。このところスケジュール過密ぎみで寝不足が続いている川邊ですが、本日午前中は地域コミュに生きて行く上で欠かせない区民運動会に参加。もう44歳だというのに100Mリレーの第一走者を仰せつかり、担当区間の100Mを転けることもなく無事第二走者にバトンを託し会場をあとに。。。脚もガクガクの状態のまま午後一からは先日ブログで紹介させていただいた京大教授の土佐尚子さん出版記念イベント「神道x文化xコンピュータ=?」のパネルディスカッションに出演するため京大博物館入り。

今回はパネルならびにレセプションにお招きいただいた土佐先生、ありがとうございました。パネルでファシリテーターをおつとめくださったシンガポール国立大の中津先生、パネリストとしてご一緒くださった上賀茂神社権禰宜の村松さん、本当にありがとうございました。

パネルディスカッションに先立ち、和服姿の土佐さんが操るゼネティックコンピューターとジャズトランぺッターの近藤等則さんのライブセッションが行われたのですが、正直これには相当やられました! 私の席から約1.5メートルの至近距離で近藤等則さんのエレクトリックトランペットがうねり、なおかつ大スクリーンに映し出されたアニメーション化されたインタラクティブ水墨画の映像が解け合う、ではなく、異質なもの同士だからこそ尖り合う両者がとても鮮烈で刺激的!なインスタレーションで、これ観るだけ出席した値打ちがありました。

さて私が出演させていただいたパネルですが、設定された時間もすぐに過ぎてしまうくらい面白い内容、、、だったらしいです。パネルはアドリブっぽい対応が必要なのですが、元来口べたな川邊はとても苦手なプレゼンの一つなんです。。。どうぞご勘弁のほどを。ディスカッションではマイルド雰囲気で中津先生がまとめてくださり、本当にたすかりました。

土佐さんによると、この文化をコンピューティングするディスカッションはどうやら京大キャンパス内で第二弾があるらしい?日時は11月20日とのこと。たぶん私も出演します。ご興味のあるかたは是非お越しいただければ。

神道x文化xコンピュータ=?

神道x文化xコンピュータ=?

摩訶不思議なタイトルですが、これは来月私が出席するパネルディスカッションの題名なんです。神道と文化とコンピュータを掛け合わせると何が出現するのでしょうか。。。という事はさておき、私はこの「文化」担当とのこと、どんな討論になるのか今から楽しみです。

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京大教授でメディアアーティストの土佐尚子さんから突然のメール。土佐さんはいつも何の前触れも無く、割とシリアスな用事でオファーを入れてくれるホンマにマイペースなかつ天然キャラの持ち主ですが、いただいたメールには「川邊の代役はいないので必ず出演するように」との厳しいお言葉。当日私は区民運動会にて500Mリレーの第一走者を勤めますが、足ガクガク状態で会場に駆けつける事になりました。

人間つい理系か文系かに分類したくなりますが、(私は典型的な文系人間ですが)この土佐さんの場合、分類不可能です。
美術の教員→東大→MIT→現京大教授という枠に収まらないキャリアが魅力の才女でもあります。

さて、この土佐尚子さんが新しい本を著されました。(9月18日付京都新聞記事

まだ読んでませんがとても面白そうです。
で、私が出るパネルはこれです。

土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」出版記念関連イベント

★10月11日(日)京都大学総合博物館 2階
14:00~16:30 「カルチュラルコンピューティング」
?文化・無意識・ソフトウェアの創造力?

1) ?出版記念トーク&システムデモ

2) パネルディスカッション
「神道x文化xコンピュータ=?」

パネリスト(予定)
村松 晃男(上賀茂神社権禰宜)
川邊 祐之亮 ?(友禅作家)
土佐尚子(メディアアーティスト・京大教授)

お時間ありましたら是非お越し下さい。

講演のご案内

■川邊の講演のお知らせです。

第2回京都文化ベンチャーコンペティション サポートセミナーにて、
「文化とテクノロジーの融合=新製品」と題して川邊の講演が行われます。


と き:平成20年7月30日(水曜) 午後6時から8時まで
ところ:京都商工会議所3階 役員室 (京都市中京区烏丸通夷川上ル)

ご興味ある方は上記URLから、
京都文化ベンチャーコンペティション実行委員会事務局
(京都府文化環境部文化芸術室内)へお申し込みくださいませ。

知的資産経営シンポジウム

昨年来より、僕も委員として参加しています
京都府の知的資産活用評価委員会のシンポジウムが
KRPにて行われます。

<知的資産経営シンポジウム>

平成20年3月10日(月) 14:00〜17:00、
京都リサーチパーク 1号館4階 サイエンスホール

主 催 特許庁・近畿経済産業局・近畿知財戦略本部
共 催 京都府、社団法人発明協会京都支部

http://www.jiiiosaka.jp/kip-netkyoto6.htm

僕も30分ばかり出番を頂いており我が社の取り組みの事例紹介を行います。


以下、同シンポジウムのフライヤーより。

企業がそれぞれ有する強みを活かし、経営につなげていくために、どのようなことを心がけていけばよいか、また、事例として、技術の伝承について自社独特の工夫を凝らす企業や伝統技術を強みとして現代にニーズに活かそうと挑戦する小規模企業など、企業の「知恵(知的資産)」をいかに気づき、活かすか、その手法をご紹介いたします。

是非、おいで下さい。

名古屋で友禅

先週末の土曜、「メナード文化講座・美と生活」に招きいただき、
名古屋の日本メナード化粧品さん本社にて約90分間の講座を受け待たせていただきました。

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今回のシリーズテーマは「美と生活」。
シリーズでは占星術の鏡リュウジさんも講師で登壇されるようで、この話も聞いてみたかったりしますね。

さて、僕の受け持つ今回は、友禅を話の中心として日本人に一番似合う色、それが友禅のお色目なんですよ、など色のお話しや、知っているようであまり知られていない友禅の作り方や、友禅が生まれた背景、意外な歴史などの内容となりました。

友禅の話もさることながら、なにより一番盛り上がったのが、僕が中日ドラゴンズのグランドコートのマーキングデザインを担当したエピソードだったのかもしれません。やはりご当地、関西でのタイガース人気と同等の”ネイティブな熱さ”をビシビシ感じます。

折角、友禅のお話しを聞きに来ていただいていますので、時間をすこしだけ延長して友禅の実演も披露。何人かの方にも絵筆を持っていただき、プチ友禅チャレンジ教室も開催してみました。

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とにかく聴講いただいた方に喜んでいただけているなら安心なのですが。。。
今回ご担当くださいましたNHK文化センターのTさん、また主催の日本メナードのHさん、Sさん(写真もご提供いただきました)、ありがとうございました。
それにしても名古屋へ行くたびに思うこと・・・キレイな女性が多い。

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京都市幼稚園PTA協議会講演

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京都市幼稚園PTA協議会さまにお招きいただき、市内公立幼稚園の園長先生、PTA役員の方々を中心に70名ほどの前で90分間の講演を務めさせていただきました。

キモノの展示などをご依頼いただいていましたので、前夜、衣桁(キモノを掛けるあれです)を分解したり、展示用の振り袖を出したりと完璧に準備完了状態に。
さていよいよ今朝、会社の玄関で準備万端整い出撃を待つ荷物をクルマに積み込もうとイグニションを捻ると、なんと見事にバッテリー上がり。
先週末はぜんぜん大丈夫だったのに!
さあ、どうする〜?。

脇に停めてある弟所有の13年物ユーノスロードスターからブースターケーブルでジャンプするも全然エンジンは掛からず、結局、この弟君のつや消し赤のオープンカーで出かけることに。

途中、竹屋町通りで自転車出勤途中の竹笹堂(京木版画)の原田さんとすれ違い、しかし、遅刻寸前で焦った気持ちと、ひとのクルマで窓の開け方が分からず声も掛けられないまま通過・・・。(すれ違ったのも何かのご縁、DBS革新塾のパンフも会場配布しましたし、講演の中で原田さん事、話させていただきました。原田さん、事後報告ですんません。)

アクシデントもありいの、ですが、なんとかお約束の時間にすこし余裕をもって到着、
準備も整っていざ講演スタートです。

今回の講演は、昨年、地元幼稚園の教養講座で染め物のワークショップを受け持たせていただいたのをそもそものきっかけに、この夏には市内公立幼稚園の先生を対象とする教養講座を受け持たせていただき、今回は、そのから数珠繋ぎのご縁をいただきました。

正直、PTAで何をお話すれば良いのか迷いましたが、友禅を通じ師匠から弟子へ、親から子、日本から世界に技や日本の美的文化を伝えていくことを話の中心に、演題は「京友禅・技を伝えること」としました。

約1時間半の間、友禅の作り方や歴史、それにCG友禅やシンクロの話題を織り交ぜ、世界へアプローチすることなど出来るだけ平易に表現することに心がけお話させていただきましたが、会場では、聴講いただきながら一所懸命メモを取っていただいているお母さんもおられ、演者としてもとても感謝しています。

こんなエピソードも。協議会会長の長屋さんとのご挨拶時に分かったのですが、以前私が近鉄百貨店さんでブース出展していたおり、長屋さんとは一度だけお話をしていたことがあったのです。
まったく偶然なのですが、やはり京都は狭い!というか、不思議なご縁を感じます。

PTAの皆さんありがとうございました。

今日も皆様に様々な出会いをいただいた講演を無事終えることが出来、
ほっと一安心。

会社に戻ると、NHK文化センターさんの大型封筒が机の上に・・・。
来年1月19日、NHK名古屋文化センターさんで行われる、メナード文化講座「美と生活」のパンフレット類と校正刷りが封入されておりました。

http://www.nhk-cul.co.jp/static/4000/more_1185.html

次回は名古屋へ遠征します!
会場は日本メナード化粧品様本社。名古屋近郊の方は是非是非おこしください!

友禅の教室

昨日は前日の日記通り、鳥取県教育センターさんにおいて、鳥取や島根の公立中高の美術の先生を対象に、僕の講義と父の講義と手描友禅染の教室を行いました。教育センターさんの建物は学校そのもの。僕が通ってた中学校や高校を思い出す懐かしい風景。

午前の講義は数多くある研修教室のひとつで行います。資料用のスライドもご用意いただいたプラズマディスプレーのおかげでキレイに表現でき大満足。いつもはプロジェクター&スクリーンですが、高価なプラズマは初めての経験。そしてもう一つの経験、それは生声で教室の後ろまで聞こえる声を出すこと。子供の頃から当たり前に聞いてきた先生の声ですが、これってかなり大声張り上げてくれていたんですね。いつもはマイクに頼りっぱなしですが、大声出すのもキモチがハイになって良いかもしれません。

僕に続いて、父からは友禅についての講義。現物の作品を使って友禅の制作にまつわるお話をさせていただきました。実物の友禅作品を実際に触れていただき、感じていただけたことと思います。


<大撮影大会の図>

そして午後からはこの日のメインイベントである手描友禅染袱紗を染める研修。この研修では、京都観光などで行われる偽物染体験ではなく、子供達にホンモノを伝えてもらうため、先生方には僕の父が工房で開いている友禅塾とほとんど同じ本格的な手描友禅染めを習っていただきました。


<色鉛筆を使って配色のシミュレーションを行います>

30分かけて各々色の設計が出来たところで、テーブル毎に直接父が染め方のデモンストレーションを行います。

<先生方に注目され父もすこし緊張気味で筆をはしらせます>

そして一通り筆使い等を見習ってもらったところでいよいよ染料を使った染め付けがスタート。

さすがは美術の先生方、筆の使い方はさすが!色の設計も美的センスもばっちりです。しかも、妥協無く作品作りに打ち込まれる姿勢には、京都から来た我々もただただ頭がさがります。それから2時間ばかりじっくりと時間をかけ腐心の傑作が完成!それぞれ個性豊かな作品が出来上がりました。

一旦回収した作品は染色の後加工を行い、縫製をほどこし2週間後くらいにはお手元にお届けとなります。この作品を使って、「これ先生が染めたホンモノの手描友禅だぞ!」と生徒達に自慢してください。

そんなこんなで朝からの友禅スペシャルデーも無事終了。鳥取県教育センターの皆様、研修に参加くださった先生方、また、今回ご担当下さいました廣坂さん、この研修を企画下さいました佐藤さん(秋の作品展頑張ってください!)、ありがとうございました。

京都に戻ってから、僕はその足で別件ミーティングに参加。我ながらタフな1日でした。

イル・ギオットーネの笹島さんにお会いして

「最も予約が取りにくいレストラン」として有名なイル・ギオットーネの笹島さんにお会いすることが出来ました。実は、先週私が僭越ながら講師を務めさせていただきました京都市中小企業支援センター様主催 ”育てよう「京ものの種」”連続5回講演会の第5回目の講師がこの笹島さんだったのです。ご講演の内容はとっても濃いもので、私自身が今直面している問題や悩みを次々に解きほぐしてくれるヒントがふんだんに含まれ、私にとってはまさに金言集そのもの。クリエーターとして、そして経営者として笹島さんご自身が乗り越えて来られた体験談や考え方を数々うかがううちに、今の私と同じような問題を抱えておられた時期があり、しかし、すでにそれを打開し前に進まれている姿に、共感するとともに笹島さん自信がマスコミ等で拝見する”異次元の存在”ではなく、少し前をいく(というか、かなり彼方前方ですが・・・)”生身の先輩”のように感じてしまいました。(実年齢も笹島さんは私の1コ上)あつかましくてすみません。その後の交流会でも、かなり長い時間笹島さんを捕まえて、ぶっちゃけぶしつけな質問を浴びせ倒しましたが、イヤな顔ひとつされず機関銃のようにお話くださり、めちゃめちゃうれしかったです。散会後、帰り際に笹島さんと2人で四条通りを歩きながら、私に話してくださった言葉は真に実感です。私の場合、様々な講演会やヒヤリングで自分の体験を通して蓄積してきたノウハウをいとも簡単に喋ってしまうのは間違いなのでは・・・って思うことがありましたが、世で得た知識や恩義は世に還元するのが道理だって、ここで笹島さんい改めて体現され、自戒の念にさいなまれてしまいました。先達から受けた恩義は、そのまま先達に返すのではなく、後進に受けついて行くこと。自分がその恩を消費してしまっては連鎖も途中で消えてなくなります。自分の手のひらに載せてもらった恩を後進に譲ってしまえば、手のひらがカラになるって不安になるのが普通です。でも、そこを辛抱して手のひらを一度カラにしてみる・・・すると不思議なことに、これまでの手のひらの大きさでは少し手に余るくらい大きい恩が先陣から回ってきます。この恩をこぼすことは絶対に出来ませんから、頑張って努力すると、いつの間にやら手のひらがこぼさず済むよう相応に大きくなっているのです。でも、それもまた後進に受け継いでいく・・・の繰り返しなのかもしれませんね。
改めて、笹島さん、そして支援センターの皆様、ありがとうございました。

日本の文化を輸出する方法

海外の人に日本を分かってもらおうとするなら、「そのままの日本」では伝わらない。これは、先月フランス・パリのインテリア系見本市「メゾン・エ・オブジェ展」に製品を出してみて感じた私の感想です。ドイツ・フランクフルトの「アンビエンテ展」に出たときも同じ印象。日本で評価が高いデザインでもヨーロッパ人に分かる文脈に意訳しないと、こちらの意図はまったくといっていいほど彼らには伝わりません。
例えば花の紋様をめぐって私の実体験をすこし紹介します。日本の紋のように贅肉をそぎ落とし究極に図案化された花紋様は、「人工的なデザインの美しさ」としてヨーロッパ人も受け入れやすいようです。が、紋ほど図案化されていない例えば琳派風の花紋様に対しては、デザインというよりも、そこに描かれた「具体的な花」を彼らは感じてしまい、私たちの友禅デザインを受容する事ができなかったのです。「僕たちはウメやサクラの絵を見てもちっとも季節も感じないし、心も動かされない」と。さらに「僕たちが季節を感じたり、家族を思い出すのはチューリップやパンジーだ」とも教えてくれました。絵が自然を表していることまでは気がついてくれたのはさすがヨーロッパ人。でも半分しか伝わってない。日本の野山に咲く花々をモティーフに作った絵(デザインや色)は、彼らの心に届きませんでした。

友禅のデザインに今も使われている琳派の画家達は絵を通して何を伝えたかったのか・・・。もしも琳派の画家達が当時ヨーロッパの地でヨーロッパ人顧客に対し絵を描いたら何をモティーフにしてどんな風に描いたのか。。。

今夜の情熱大陸はパリで鉄板焼日本料理店を開かれている相田康次さんのエピソード。
http://www.mbs.jp/jounetsu/2007/02_25.shtml
私がパリの見本市から戻りずっと考えていたことを「料理」ですでに実現している相田康次さん。私よりも5つも年下なのにスゴイ! 私なんかまだ京都でごちゃごちゃやってるんですからホントに尊敬します。
帰国後、対欧州戦法を私なりに仮定していたのですが相田さんの考え方や具体的なアプローチ方などをテレビで拝見し、やっぱりそうなんだ、と一人でほくそ笑む祐之亮でした。
次回パリに出張する事があれば相田さんのお店には必ず行ってみようと思います。できればカウンターでお話ししてみたいですね。

育てよう『京ものの種』

今度はこんな企画に協力することになりました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006121300080&genre=B1&area=K10
これは自分の命題でもあります。
なんとか出口らしきものがみえてきたような
そうでもないような・・・。
難しい問題であることは確かですね。

講演、終わりました。

皆様のおかげをもちまして、無事、講演会を終えることができました。目利き委員会の委員皆様、京都市の皆様、KYOTO共生の皆様、また小生のつたないお話を聴講いただいた皆様、本当にありがとうございました。

これまで大学の講義などでは、より親近感を感じていただくため、ぶっちゃけ雰囲気のアドリブ型でお話させていただいています。が、今回は京セラ創業者の稲盛名誉会長とご一緒させていただく公の講演会ということもあり、あらかじめ原稿を用意し初めてフォーマルな形式にチャレンジしてみました。

講演会場は京都ホテル・オオクラ「暁雲の間」。2階分ぶち抜きの天井付近にはPAの副調整室まであって、講演会やらディナーショーやらに使われる1000人以上収容できる大広間です。私が会場入りした時間帯は、まだセッティングの最中でしたが、すでに1200脚の椅子がキレイに並べられており、その非日常的な風景の中に身を置くと否が応でも緊張感が高まってきます。

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会場内のカメラテスト等を済ませ、親族様用控え室みたいな部屋(というかそれでした)でしばらく待機。持ち時間内で原稿を読み合わせし気を紛らわせること30分。ついに出番がやってきました。係の方に誘導いただき会場に戻ったときは既に満席状態で、それを見てしまうとさすがに緊張が最高点へと達してきました!ご案内いただいた席に座ると、お隣はサムコの辻社長さまがおられ、目利き委員会の最終審議会あとのAランク認定時に委員席から「がんばれよ!」の一言をいただいた御礼とご挨拶させていただき、すこし緊張がほどけました。(あのときいただいた一言は一生忘れないでしょう。)

さて、女性司会者に紹介され壇上へ・・・案外落ち着いてお話できたのか、意外と冷静に30分を壇上で過ごすことができました。が、原稿を用意した分、すこし固くなり過ぎたかもしれません。どいうしても目線を下げて原稿を読んでしまいます。いやはや、まだまだ修行がたりませんね。(ってなんの修行やら・・・)

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写真は講演の様子を主催者に撮っていただいたものと、今回のメイン講演者である稲盛さんにご挨拶させていただいているところです。講演よりも緊張した瞬間です。

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明日、1200人の皆様の前でお話させていただきます。

突然ですが明日、1200人の皆様の前でお話させていただくことになりました。京都には京都市ベンチャー企業目利き委員会という、ベンチャー企業の起業喚起と起業後のサポートを目的とした組織があり、その委員会が本年で丁度10年の節目を向かえるにあたり、記念の講演会が催されます。京都でもベンチャーの祖ともういべき堀場製作所の堀場氏、京セラの稲盛氏、日本電産の永守氏を迎え、3日間の記念の講演会が行われます。http://www.platform.astem.or.jp/jisedai.html
実は小生、この第2日目にあたる京セラ名誉会長の稲盛氏の講演の前座を務めさせていただくことになりました。京セラの創業者がお話される前に、私なんぞが何をお話させていただいたらよいのか・・・最初にこのお話をいただいてから2ヶ月、本当に毎日毎日考えてきました。明日、ガチガチになったらどうしよう、そんな事が頭をよぎります。しかし!今日、といいますか、ほんのさきほどある方々(これについては後日ご報告いたします)からお力をいただきました。本当に感謝です。明日、思いっきりやらせていただきす!!

コートを着たアフリカのお客さま

今日、ウチの会社に遠来のお客様が10名ほど来られました。どれくらい遠来かというと、ドえらい遠いアフリカ諸国から・・・。ガーナやマダガスカル、ナイジェリア、セネガル、ウガンダ、ザンビアといった、地図上その場所を正確に指し示す自信がないほど縁遠い国々から来られたお客さま達は、JICA国際協力機構さんが受け入れた各国キャリア官僚の視察団だそうで、母国の産業活性化のヒントを掴むため東京や京都の物作り系企業を訪問されて廻っているそうです。ウチへは京都市産業推進課さんのコーディネートでおこしになられたのでした。


約一時間ほどキーノート(パワポのアップル版)を使ってウチの会社のコアでもあるCG友禅の事例紹介などを行い、その後、質疑応答に応えるといういつもながらの講演ルーティンワークでしたが、アフリカの皆さんにも良くご理解いただいたようで一安心。講義内容はいたってシンプル、日本人には日本人に合うライフスタイルやデザインがあるはずで、必ずしも欧米のそれが最高ではないって事と、いちばん居心地の良いデザインコンテンツは自分たちの「伝統」の中にたくさん秘められているって事。それに日本のデザインは環境にやさしいスローデザインであり、京都は特にスローデザインを暮らしに取り込んだ最も進んだ街で、その京都から京都プロトコル(京都議定書)が発行されたことは意味深いんだ、的なことを事例を交えてお話させていただきました。

私は今まで分不相応ながら様々な国の方の前でお話させて頂く機会を頂いてきて今日思うこと。国によって反応が全然違うんですが、例えば、欧米メディア在日記者クラブでの講演では質疑応答で、テクニカルな分野より著作権など知財分野でのシリアスな質疑応答に終始しましたし、今回のアフリカ諸国の方々はむしろ私のオリジンでもある手描友禅の製造工程等に強い興味を示す傾向が見られ、それぞれの国や地域で経済の成り立ちや、立ち位置の違いを如実に表しているんやな〜やはりそうなんや〜と感じつつ、現実のアフリカ対欧米の関係やアジア対欧米の関係に照らしてみて、正直なところ複雑な気持ちにならざるを得ない一日でした。

追伸:今日の京都はかなりの冷え込みで、アフリカからのお客様にはかなりこたえたのでは。コートは自前で持ってはったんやろうか?日本で買わはった?ま、どうでもいいのですがアキバで買ったらしいデジカメは母国で使えても分厚いコートは要らんやろうな、と勝手な心配をしてしまいました。しかし、昨日今日の冷え込みで生まれて初めて雪を見、かつ触った方もおられたようで京都見聞録がアキバのデジカメと共にいい土産になっていれば良いのですが。
※写真の説明
左に写っているニット帽をかぶり頬杖をついた人は一見退屈そうですが、以外や質疑応答タイムでは一番多く発言されていました。

人との繋がり、ネットワークのちから

昨日は友人のカメラマン氏とバイクで福井の小浜までひとっ走りし、帰宅後すぐ夕方から地元京都にあるD大学のビジネススクールに呼ばれオープン講座でちょこっとだけ喋らせてもらった。
http://www.bs.doshisha.ac.jp/13program/kyoto/kyoto_main.html
京都で独創的な事業を展開する9社の経営者が、1日1人代わる代わる講師になり約2時間、自社の事業なりモティベーションなりを語る地元産業をどう活性化したかを探るオープン講座プログラムなんだけれど、私は5月某週末の1日講師を任されていて、昨日はその総括ということで再び招かれた。他の講師陣は全国的にも有名な老舗や成功を遂げたベンチャー経営者ばかりで、私なんかちっちゃい会社の若造が混ざっててええんかいな、と思いつつ厚かましくも独り勝手に語らせもらった。そのプログラムの主催者であるM教授がハブとなり、聴講生の皆さんや講師の社長さん達に対して、私は様々なネットワークを作ることができた。結果、ウチの事業がおもしろいと感じてくれた幾人かの方々といくつかのコラボ事業が始まり昨日ついには世に出る製品が誕生。コラボ先のN社のCEOも気楽に参加した講義がこんな結果を生むとはまったく考えていなかったらしい。お互いアグレッシブに情報を発信していた結果かな。さらにこれ以外にも2つの案件が目下進行中。ほんとに点と点が繋がったって感じ。というか、繋げてもらったというべきか。。。とにかく感謝。なんだかんだ言っても、結局人と人との繋がりの中で生かされているんだな〜と実感。「人間」とは良く言ったものだ。